2011年12月アーカイブ

最近はめっきり寒くなってきましたね。
こんにちは、臨床4年の菊苗-kikunae-です。

今回は『薬剤師資格を持っている意外な人物』について書きたいと思います。
私の趣味は読書で、好きなジャンルは文学作品(夏目漱石など)、推理小説(江戸川乱歩などです。)です。
最近は推理小説が好きで主に横溝正史やアガサ・クリスティを読みます。作品を読んでから後から知ったのですがこの二人は薬剤師なんです。(この二人は推理小説家、薬剤師と言う以外には関係はありません。)

まずは横溝正史。名前だけ聞いてもピンとこないかもしれませんが、金田一耕介や『八墓村』、『犬神家の一族』と聞いたらわかりますね。それらの原作者です。

大阪薬学専門学校(大阪大学薬学部の前身)卒業で、薬剤師としては家業の「春秋堂」という生薬屋(きぐすりや:薬屋のことです)を手伝いますが、江戸川乱歩の招きで上京し、博文館という出版社に入社し、『新青年』など雑誌の編集長になったりと出版関係に携わりながら創作や翻訳の仕事をしていました。後に退社して、作家に専念するようになります。

大阪薬学専門学校を卒業したのは1924年の大正13年のことですが、まだ、当時は専門学校だったんですね。しかも、3年制です。今は6年制になりましたが、当時から考えると、医学の進歩、医薬分業などの条件が異なってきていますからね。

一方、アガサ・クリスティは『ABC殺人事件』やエルキュール・ポアロときけばわかる人がいるかもしれません。「ミステリの女王」と呼ばれる、イギリス出身の推理小説家です。また、「史上最高のベストセラー作家」としてギネスに認定もされています。
本名はアガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティで、クリスティは一人目の旦那さん(2回結婚していました)のアーチボルド・クリスティのもの。作品ではアガサ・クリスティ名義以外にメアリ・ウエストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン名義のものがあります。ちなみに、マローワンは二人目の旦那さんのマックス・マローワンのもの。

一人目の旦那さんのアーチボルド・クリスティ大尉と結婚後、第一次世界大戦中に薬剤師の助手として従事した後、毒薬の知識を得ます。アガサは数学が得意だったそうです。当時は戦時中だったからなのか試験に通れば資格が取れたようなことが本に書いてありました。毒薬の知識から毒薬を使った殺人ものを書きます。当時、毒薬を使った殺人ものはなく、アガサの作品が初だそうです。

アガサはイギリスの中流階級に生まれますが、幼少期の教育方針が変わっていました。まず、母親のクララが変わった人で「7歳まで字が書けない方が良い」と信じていて、アガサに字を教えませんでした。また、10歳ほど離れた姉と兄がいましたが、姉や兄のように寄宿学校へは通わせず母に直接、教育を受けていました。姉や兄は寄宿学校で全寮制のため、生活を共にすることなく、学校へも通っていないので専ら、遊び相手は使用人や両親だったそうです。
同年代の友人がいなかったので、家の庭園で空想上の友達と遊ぶ内気な子に育ちましたが、父の書斎にある書籍を読みふけり、様々なことに関する幅広い知識をえることができ、事情で一家でフランスへ短期間移住したとき、礼儀作法を教える私学校へ入り演劇や音楽を学んだそうです。母が正規の教育を受けることを許さなかったので、正規の教育は受けていませんが、アガサ自身は自分の受けた教育に誇りを持っていたそうです。

ちなみに家庭教師をつけたとき母親の選んだ家庭教師に教わっていたのですが、特別な資格を持っていないただのフランス人女性を雇っていたためかフランス語のスピーキングなんかはできたそうですが、単語などは全然だめだったという逸話があります。

上記の二人以外にも、瀬名秀明(SF作家、『パラサイト・イヴ』)、武内直子(漫画家、『美少女戦士セーラームーン』)、Ryo、大蔵(ミュージシャン、ケツメイシのメンバー、ちなみにケツメイシの名前の由来は生薬の「決明子」から)、オー・ヘンリー(小説家、『最後の一葉』)、ジョン・ペンバートン(コカ・コーラ開発者)、ケイレブ・ブラッドハム(ペプシコーラ開発者)等の方々がいます。コカ・コーラを開発したのは薬剤師だったんですね。
どうですか、こうして見るとびっくりするとともになんか嬉しくなってきますよね。

私は薬剤師になりたいから資格を得たいと思いますけど、資格を持っているからといって必ずしも薬剤師の仕事に就かなければならないと言うわけではありませんからね。私はまだ卒業研究の研究室もどんな薬剤師になりたいかも決めていませんが、在学生の皆さんも、将来薬剤師になりたいと思っている若い皆さんも、それぞれ自分の夢の実現に向かって一緒に頑張っていきましょうね!

こんにちは、Kazです。

12月9日、横浜薬科大学では実験室の一室にて本年度の実験動物慰霊祭が執り行われました。

大学内の実験や実習で尊い命を捧げて沢山のことを我々薬剤師のタマゴたちに身をもって教えてくれた動物たちへの供養です。

自分も二、三年次での実習でラットやウサギで実験した経験もあり、よい機会だったので参加してきました。

慰霊祭では大学近くの春日神社の神主さんが見えられて、粛々と祭儀を執り行いました。

388.jpg自分が思っていたよりも多くの先生や学生が参加していて、慰霊祭の会場となった教室は満員でした。自分も榊を捧げて動物たちの供養をしてきました。

薬学に限ったことではないですが、今の医療の恩恵を僕らが受けているのはこういった無数の動物たちの犠牲の上なんだなぁと改めて思い、物言わぬ彼らの貢献に感謝の気持ちを思いおこしました。

例えば風邪薬ひとつをとってみても、その薬が生まれるまでには数多くの動物の犠牲から学んだことが生かされています。

どうもありがとう、そしてどうか安らかに・・・

(ちょっとしんみりしてしまいました^^;)

横浜薬科大学

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