2015年9月アーカイブ

みなさん こんにちは。

9月に入り気温が下がって過ごしやすくなったのはいいことですが、秋雨前線の発生や台風の襲来で雨や曇りの日が続いてさすがにちょっと滅入りますね。

さて前回の記事で最後にちょっと予告しましたが今回はちょっとショッキングな小麦にまつわる驚くような内容の話題です。

尚、この記事の情報出典元は以下の3冊の翻訳本ですのご興味をもたれた方は是非ご一読されることをお勧めします。(この記事も含めハマヤクBlogの記事は横浜薬科大学の見解を述べたものではありません。)

DSC_0005.jpgのサムネール画像

これらの本を読むことになる最初のきっかけはアンチエイジング、特に最近増えている認知症についてネット検索しているうちに出会った一番左側にある『「いつものパン」があなたを殺す』という本でした。著者のアメリカの神経科医でかつ米国栄養学会のフェローでもある(ご本人曰く「唯一の」!)というディビッド・パールマター博士、翻訳者はアンチエイジング研究では沢山の著書を出版されてきている白澤卓二・順天堂大学大学院教授という組み合わせ。

まず現代の小麦が過去100年の間にわたって繰り返された様々な品種改良の結果大昔の人類が食べていた小麦=ヒトツブコムギとは全く異なる性質をもつ「小麦」になってしまったことが「小麦問題」の背景として指摘されています。現代人はこの小麦のグルテンタンパク質を十分に消化吸収できないことで認知症はじめ多様な疾病を引き起こす炎症を体に生じさせているというのです。

免疫系の炎症反応により関節痛から脳神経細胞にまで全身に悪影響を与えていることを著者が確信を持った理由は、自身の患者に対して小麦を一切摂取しない=グルテンフリーな食事療法を指導した結果病状が劇的に改善する事例を多数有してきたからであり、そういった実例が多数紹介されているのを目の当たりにするとなんとも否定のしようのない気持ちになります。

またこの本では糖質のとり過ぎが脳をはじめあらゆる臓器を損傷し老化を加速する原因であることが最新の研究論文を引用しながら説明されています。

次に真ん中の本『小麦は食べるな!』を読んだのですが、著者のウイリアム・デイビス博士は臨床の内科医で、アメリカ人の肥満はパン・パスタ・ベーグル・マフィンからスナック菓子など小麦含有食品の食べすぎで起きており、それが糖尿病患者の増加をもらたしていると述べられています。この本にもグルテンフリーな小麦絶ち食事療法を指導した結果減量に成功しまた体調が劇的に改善した事例が多数あげられています。

小麦に含まれる糖質アミロペクチンAは最も吸収が早いという性質を有しているため食べると急激な血糖値上昇をもたらす(GI=71)。これは精白小麦だけではなくこれまで健康にいいとされてきた全粒小麦の場合でも同様。 さらに小麦を食べるとゾヌリンという物質により腸管が開かれ血液脳関門も突破して脳内にモルヒネ様の物質「エクソルフィン」=「グルテオモルフィン」が生じ、一種の幸福感とともに「小麦中毒状」態になるのでこれが食べ過ぎを抑えることが難しい理由として挙げられています。

そして最後に読んだのが『ジョコビッチの生まれ変わる食事』。近年の錦織圭選手の活躍でジョコビッチ選手が現在世界No1に君臨するテニスプレーヤーであることは良くご存じだと思いますが、この本ではとある医師の助言で小麦絶ちの食生活を実践した結果肉体的にも精神的にも別人になった結果自分は世界No1プレーヤになれた と食べるものの重要性を熱く語っています!(ハードな練習でなれた訳ではないと)。 

いかがでしょうか? この切り口も立場も異なる3名のプロが書いた3冊の本に共通するのは唯一小麦食品を食べないこと。    

では代わりに何を食べるか? 日本人になじみのそばと玄米にはグルテンが含まれていませんので推奨のグルテンフリー穀物として挙げられています(ただし食べ過ぎはNG)。 前回の記事に書いたお勧め長寿健康食から小麦(全粒粉含む)をできるだけ減らすことが健康的な肉体と精神を長期間維持するためのカギではないかと(現時点で)考えています。この3冊は一押しの推薦図書とさせていただきます。                                          (by 編集員 Y.O)

横浜薬科大学

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