後期授業も順調に進んでいる
今日この頃じゃが 皆さんいかがお過ごしですかのぉ
最近は気持ち良い 秋晴れが続いていますのぉ
今日の薬用植物講座は
オミナエシを紹介してみましょうかのぉ


オミナエシ Patrinia scabiosaefolia (オミナエシ科)
は中国から日本にかけて広く分布し
人里近い路傍や林地周辺の やや湿ったところに野生しているんじゃよ

万葉集や源氏物語にも登場する 秋の七草のひとつとして
有名な花なんじゃが 夏から初秋にかけて
鮮やかな黄色の花をつけるんじゃ。
秋晴れの青空に きれいに映えますのぉ
花の少ない夏をつなぐ切り花としても注目され
夏の商業花卉園芸の主役にもなっているんじゃ
名前の由来は
花が白く ガッシリとしたオトコエシと比較して
オミナ(かよわい女性)のように見えるということで
オミナエシと呼ばれたという説があるんじゃよ

根っこを乾かすと
醤油の腐ったようなにおいがすることから
「敗醤根(はいしょうこん)」と呼ばれているんじゃ

オミナエシの根から 多数のサポニンが見出されているが
主な作用とみられる抗菌作用の本体は
まだ明らかにされていないんじゃよ

中医学的には清熱解毒薬に分類され
体内の発熱の原因になる毒を消すものとされているんじゃ

薬効としては古典に挙げられている病名は
腸癰(急性虫垂炎)をはじめとして
下痢、赤白帯下、化膿、赤目など
細菌性と思われる感染症が並んでいるんじゃよ
感染症に不得意とされる漢方生薬の中で異彩を放っていますのぉ

急性虫垂炎の治療に使用される
薏苡仁、附子、敗醤根の三つからなる
「薏苡附子敗醤散(よくいぶしはいしょうさん)」
は生薬の世界ではかなり有名なものじゃよ

日本ではオミナエシが主に使われてきたんじゃが
中国ではオトコエシの根を「白花敗醤」
オミナエシの根を「黄花敗醤」と呼び
同じように使っているらしいんじゃ


日本と中国で植物の使用法が異なるのがおもしろいですのぉ











































